S&VLがVI-gradeのシミュレータ技術を採用した 日本初のシミュレーション＆バーチャルテストラボを開設

東京（日本）、2024年8月7日。– VI-gradeは、S&VLが太田（群馬）にアジア初のシミュレーション＆バーチャルテストラボであるS&VL技術研究所を開設したことを発表しました。この新しい施設には、受賞歴のあるDiM150およびDiM250モデルの実績を基に、より長いトライポッド・アクチュエーターによってワークスペースを拡張した、VI-gradeの先進的な大型シミュレータであるDiM300が設置されています。

S&VLは、日本の自動車業界の主要企業と深く連携している日本有数のエンジニアリングサービスプロバイダーです。S&VL技術研究所の開設により、S&VLは日本の自動車メーカーやサプライヤーに高度なバーチャルテストサービスを提供します。同社は、デジタル技術やバーチャル技術を活用し、開発効率や製品品質の向上、開発期間の短縮など、あらゆる製造業が直面する課題の解決を目指しています。

S&VLはDiM300を通じて、自動車業界全体でドライビングシミュレータの普及を促進し、自動車開発プロセスを合理化する、他にはないシミュレーションとバーチャルテスト環境を顧客に提供することに取り組んでいます。DiM300は、VI-gradeのDiM250モデルと同じ特許取得済みのアーキテクチャをベースに、動作範囲の拡大やトライポッド速度の向上など、多くの最先端機能を導入しています。また、実際にモーションキューを使用することなく、大きな平面変位を行うことができる優れた能力を発揮し、エンジニアにかつてないリアルさと多様性を提供します。

S&VL株式会社の代表取締役　村松　英行氏は、次のように述べています。
「現在、自動車業界には100 年に一度の大変革が訪れようとしています。日本の自動車業界と共にこの新時代を生き抜く為に電気自動車などの環境性能、走る・曲がる・止まる基本性能、自動運転/先進安全、あらゆる変化への対応が急がれます。目指すべきはモノづくりの前に確からしさを見極めることができる開発プロセス。それがドライビングシミュレータを用いたデジタル開発だと考えています。ドライビングシミュレータの導入・維持・運用には大変なコストがかかりますが、弊社がハードルを低くして、自動車OEMの皆様だけでなく、部品サプライヤーの皆様にもご利用いただければと思います。」

VI-grade社のManaging Director のGuido Bairati氏は、次のように述べています
「最新鋭のDiM300シミュレータを備えたシミュレーション＆バーチャルテステストラボの開設により、日本の自動車業界が車両開発の可能性を広げられるようサポートできることを嬉しく思います。この施設は、高度なシミュレーション技術を通じて開発効率を高め、イノベーションを加速するために必要なツールをエンジニアに提供する上で、大きな前進となります。」

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