VI-gradeとVARJOがHMI開発を加速するために共同開発

ダルムシュタット（ドイツ）、2024年2月8日 – VI-gradeは、業務用VR（仮想現実）およびXR（拡張現実）技術の世界的リーダーであるVarjoとの自動車業界におけるHMI（ヒューマン・マシン・インターフェース）開発の推進を目的とした協業を発表しました。この協業は、Varjoの最先端ヘッドセットを活用し、VI-gradeの業務用ドライビングシミュレータの没入感をさらに高めるものです。

この協業は、業界のリーダー同士の結束を象徴するものです。両社はそれぞれの分野で優れた業績を上げており、今回の協業は非常に理想的なものです。VI-gradeの自動車ドライビングシミュレータソリューションの専門知識は、VarjoのハイエンドXRヘッドセットの性能を補完し、自動車HMI開発の革新を推進する先駆的な協力関係をもたらします。

ドライビングシミュレータは自動車開発プロセスに不可欠なものとなっており、メーカー各社はデータに基づいた設計上の意思決定を行い、人間中心の視点から車両性能を向上させることができます。VI-gradeのドライビングシミュレータは、最先端の没入型体験を提供し、ライド＆ハンドリング、NVH、ADAS、HMIなどのアプリケーションでその有効性に定評があります。VarjoのXRテクノロジーは、VI-gradeのシミュレータに、ダイナミックな動き、サウンド、実物そっくりのビジュアルなど、比類ないリアリズムを提供することで、明確な優位性をもたらします。VarjoのXRヘッドセットをシミュレーション・エコシステムに統合することで、VI-gradeのドライビングシミュレータは、より高い臨場感と没入感でユーザーの運転体験を大幅に向上させています。

この協業の主な特徴の1つは、VarjoのXR-3およびXR-4ヘッドセットをVI-gradeの標準仮想環境であるVI-WorldSimに統合したことです。この組み合わせにより、シミュレータの機能が強化され、現実的なマルチエージェントAIの交通行動とセンサーフュージョンが組み込まれます。Varjo XR-3ヘッドセットモデルは、VI-WorldSimバージョン2024.1からサポートされ、その後まもなくUnreal Engine 5のOpenXRフレームワークを通じてVarjo XR-4ヘッドセットがサポートされます。
 
VI-grade社の製品開発責任者であるRoberto De Vecchi氏は、次のように述べています。

「Varjoとのコラボレーションを発表できることを嬉しく思います。プロフェッショナルなドライビングシミュレータで高品質なMixed Realityソリューションをサポートすることで、当社のドライビングシミュレータの範囲が広がり、より高度なHMIアプリケーションが加わることになります。VarjoとVI-gradeは、自動車業界においてより効率的で持続可能な取り組みを推進するというビジョンを共有しています。ワークフローを没入型仮想環境に移行することで、従来のリソースが大量に消費される手法の必要性を排除し、プロトタイピングのより合理的な未来への道を開きます。当社の新世代デバイスであるVarjo XR-4シリーズにVI-WorldSimサポートを導入することで、VI-gradeとの協力関係を深められることを誇りに思います。」
プロフェッショナル向けドライビングシミュレータにおけるXRとVR技術の統合に関する詳細については、こちらのリンクからVI-gradeとVarjoが作成した共同ブログの記事をご覧ください。

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