EDAGグループ がVI-gradeのケーブル駆動DiM500ドライビングシミュレータを 導入したZero Prototype Labを開設

ダルムシュタット（ドイツ）、2023年11月21日 – VI-gradeは、世界有数の独立系エンジニアリング・サービス・プロバイダーであるEDAGグループが、VI-gradeのケーブル駆動DiM500シミュレータを中核とする史上初のEDAG Zero Prototype Labを開設することを発表しました。この革新的な施設は、ドイツのヴォルフスブルクにあるEDAGの開発センターで現在建設中で、2024年第1四半期に稼動する予定です。

EDAGグループはDiM500シミュレータを、ADASや 自動運転車を含む車両運動や新しいモビリティといった重要な分野におけるOEMサービスを中心に、グローバルなエンジニアリングサービスのすべてに採用する予定です。VI-gradeの最先端シミュレータ技術への戦略的投資により、EDAGグループはバーチャル開発とテスト能力を大幅に拡大し、競合他社より一歩リードすることを確信しています。特にEDAGグループは、総合的なサービスラインナップにDiM500ケーブル駆動シミュレータを加えた世界初のエンジニアリングサービスプロバイダーとなります。EDAG Zero Prototype Labには、VI-gradeのDiM500ケーブル駆動シミュレータに加え、全周波数帯対応の高機能シミュレータ（COMPACT FSS）と、ドライビングシミュレータを既存および将来のHIL（Hardware-in-the-Loop）システムに接続するためのAutoHawk Hardware-in-the-Loopプラットフォームが追加されます。これらの統合されたツールを活用することで、EDAGグループはエンジニアリングサービスの可能性を世界規模で広げることができ、Zero Prototypesのビジョンを現実のものとすることが期待されます。
 
EDAGグループのSenior Expert – Vehicle MotionのJonas Grötzinger氏は、次のように述べています。
「EDAGでは、優れた技術という基本能力を最新技術と融合させることに専念しており、世界のモビリティ業界で信頼されるパートナーとしての地位を確固たるものにしています。VI-gradeの最先端シミュレータ技術を当社の新しいZero Prototype Labに導入することは、当社の技術革新に対する共通の取り組みであり、世界のエンジニアリングサービスの未来に大きなインパクトを与えるものです。」

 
VI-gradeのSenior Expert Simulation Driven DevelopmentのMichael Hoffmann氏は、次のように述べています。
「EDAGのZero Prototype Labに当社のDiM500ケーブル駆動シミュレータが採用されたことを報告できることを嬉しく思います。DiM500は、独自のケーブル駆動システムをベースとした、これまでで最も高性能な大規模シミュレータであり、EDAGはエンジニアリングサービスの提供をかつてないレベルにまで高めています。このシミュレータを新たに設立したEDAG Zero Prototypes Labに統合することで、EDAGは試作レス開発への転換という大きな流れに乗ることができ、他社との差別化を図ることができます。この画期的な施設で、明日のモビリティを形づくる素晴らしいプロジェクトが実現することを心待ちにしています。」
 

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