プログレス・テクノロジーズグループに DiM250 DYNAMIC Simulator の エクステンション版を導入したことを発表

東京（日本）、2023年3月2日 – VI-gradeは、日本の自動車産業の主要企業と密接に連携している日本有数のエンジニアリングサービスプロバイダー、プログレス・テクノロジーズグループにDiM250 DYNAMIC Driving Simulatorのエクステンション版を導入することを発表しました。このドライビングシミュレータは、DiM250と同じ特許構造をベースに、より長いトライポッドアクチュエータによって稼働スペースが拡張されたもので、プログレス・テクノロジーズグループの新しいエンジニアリング拠点に設置される予定です。

この先進的なドライビングシミュレータの導入により、プログレス・テクノロジーズグループは、日本の自動車メーカーやサプライヤーにバーチャルテストのサービスを提供します。テスト環境を提供するだけでなく、高度なシミュレーション技術や実験技術を背景に、プラントモデルの開発、評価、開発プロセス改革提案までワンストップのソリューションを提供します。デジタル、バーチャルの活用により開発効率の向上、製品品質向上、開発期間短縮といったあらゆる製造業で求められる課題解決を目指しています。

プログレス・テクノロジーズグループ代表取締役社長の中山岳人氏は、次のように述べています。
「VI-gradeのDiMシミュレータを当社のエンジニアリング施設に導入することができ、大変うれしく思います。Driving Simulatorは従来の「走る・止まる・曲がる」という自動車の走りを磨くことはもちろんの事、自動運転システム、先進安全制御システムの機能検証を安全に行う事ができます。
一方で、Driving Simulatorは非常に高価な試験装置であり、使いこなすには高い技術と多くのノウハウが必要です。弊社はDriving Simulatorのハードルを低くし、より多くの自動車関連企業の皆様に活用して欲しいと考えております。これによりお客様にこれまでにはないシミュレーションとバーチャルテストの環境を提供し、自動車開発を効率化することが可能になります。我々が従来から提供しているエンジニアリング技術や近年力を入れているMBSE、MBD技術と合わせることで、その効果はより大きくなると確信しています。
また、日本におけるDriving Simulatorの学際的な研究は欧州に比べて盛んではありません。弊社は積極的に国内の大学・研究機関と協力して、人間工学などの分野にも貢献できることを楽しみにしております。」

VI-gradeのJapan County Managerである吉井亨氏は、次のように述べています。
「プログレス・テクノロジーズグループにDiM250 DYNAMIC Simulatorのエクステンション版を新しいエンジニアリング拠点に導入していただき、お客様のゼロプロトタイプにまた一歩近づけることを嬉しく思っています。このドライビングシミュレータの導入により、お客様に最高品質のエンジニアリングサービスを提供できるようになるとともに、自社の次世代自動車の研究プロジェクトも大きく前進させることができます。」

プログレス・テクノロジーズグループについて
プログレス・テクノロジーズグループは、機械、電気/電子、ソフトウェア/ITの各分野のエンジニアが集まった、意欲的で高い技術力を持つチームです。製造業のイノベーションをテーマに、日本の大手メーカーに設計開発プロセスにおける技術サービスを提供しています。この度、プログレス・テクノロジーズグループは、既存の技術提供のみならず、開発プロセスそのものの改善を支援するため、高度な技術と豊富な経験を持つエンジニアのスペシャリストチームを社内に設立しました。新部門では、主に以下の業務を行います。
ドライビングシミュレータを用いた各種実験・計測・技術コンサルティング、シミュレーション（CAE）モデル開発、実験計測受託、性能設計（MBSE、MBD）コンサルティング　など
また、お客様に新しい体験を提供する当社独自のプロダクトの開発にも取り組んでまいります。
詳細については、https://progresstech.jpをご覧ください。

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