DYNAMIC Driving Simulatorの最新モデルDIM250の拡張版DIM300を発表

ダルムシュタット（ドイツ）、2023年11月9日 – VI-gradeは、高い評価を受けているDiM DYNAMIC Driving Simulator技術の拡張版であるDiM300 Driving Simulatorの発売を発表しました。この新しい先進的なシミュレータは、数多くの実績を誇るDiM150およびDiM250の成功に基づき、VI-gradeの大規模シミュレータの最新の進化を象徴するものです。

鷺宮製作所の執行役員の会津和則氏は、次のように述べています。
「DiM300は、動作範囲の拡大やトライポッド速度の向上など、多くの最新機能を搭載しています。このシミュレータは、実質的にモーションキューイングなしで大きな平面変位を行う素晴らしい能力を発揮し、エンジニアにかつてないレベルのリアリズムと多用途性を提供します。」

VI-gradeは、2011年から鷺宮製作所と長期的なパートナーシップを結び、最先端のモーションプラットフォームを開発し、ドライビングシミュレーション技術の最前線に立っています。2012年に発表されたDiM150は、システムレベルシミュレーションへの次世代アプローチの基礎を築きました。この成功に基づいて2018年にDiM250を発表し、トライポッドの移動量を増やし、より長い定常加速度を実現する拡張リニアアクチュエータを搭載しました。

現在、世界中で26台のDiM150およびDiM250シミュレータが稼働しています。これらの最新鋭シミュレータを採用することで、大手自動車メーカー、サプライヤー、モータースポーツチーム、研究所は、テストとシミュレーションのギャップを埋め、「ゼロプロトタイプ・ビジョン」を達成するために不可欠な、これまでにないレベルのリアリズムと高い汎用性を体験することができます。

DiM300は、VI-gradeのドライビングシミュレーション技術の最新進化形です。DiM300の1号機は2023年に日本のHONDAに採用され、2号機は2024年に日本のエンジニアリング・サービス・プロバイダーであるS&VL株式会社（プログレス・テクノロジーズ・グループ）に導入される予定です。
 
VI-grade社のManaging Director のGuido Bairati氏は、次のように述べています。
「DiM300をお客様に紹介できることを嬉しく思います。この最新モデルは、当社の大規模運転シミュレーション技術を大きく飛躍させるものであり、お客様の開発努力の促進に役立つものと確信しています。DiM300の拡張された機能と広い動作領域は、間違いなくエンジニアの車両開発への取り組み方を向上させるでしょう。」
 

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