フォード社に「DiM250 DYNAMICドライビングシミュレータ」を導入決定

ミシガン州カントン（米国）、2022年2月2日 - シミュレーションと実車テストのギャップを埋めることで製品イノベーションを加速させるソフトウェア製品とシミュレータを提供する会社であるVI-gradeは、米国のグローバル自動車メーカー、フォード社へのDiM250 DYNAMIC ドライビングシミュレータの設置・試運転完了を発表しました。このドライビングシミュレータは、研究開発能力の強化と自動車開発の加速を目的として、米国ミシガン州ディアボーンの同社本社に設置されました。

具体的には、VI-DriveSimソフトウェア群を搭載し、アクティブ技術（ベルト、シート、ブレーキ、加振器）を備えたDiM250 DYNAMIC ドライビングシミュレータ（ドライバー・イン・モーション）をベースに、VI-gradeの完全ターンキーソリューションを購入・導入しています。

VI-grade社のManaging Director のGuido Bairati氏は、次のように述べています。
「このようなグローバルな一流企業に当社の DYNAMIC ドライビングシミュレータ が採用されたことを報告できることを非常に嬉しく思います。この成功は、フォード・モーター・カンパニーとの長年のコラボレーションに基づくものです。同社はすでに、VI-gradeの小型のDESKTOP、COMPACT、COMPACT NVH、STATIC シミュレータを複数導入し、NVHとライド＆ハンドリングの分野でその能力を最大限に活用することによって、世界中の異なるエンジニアリングサイトを仮想的に接続することにしました。」

車両の動きや加速度を再現するために、DiMソリューションでは従来のドライビングシミュレーションとは異なる道をたどり、9つのアクチュエーターを持つ革新的な設計（特許取得済）を採用しています。9つの自由度を持つ構成により、単純なヘキサポッドなどの6つのアクチュエーターによる基本設計を超え、高い剛性を維持しながら広いワークスペースを提供することが可能になりました。これにより、自動車のシャーシ設計で発生する低周波と高周波の両方に適したシステムを実現しました。このため、DiMでは、自動車のダイナミクスだけでなく、乗り心地や快適性についても同じドライビングシミュレータ上で検討することができます。

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