中国の国家研究機関「China Intelligent and Connected Vehicles Research Institute」（CICV）にケーブル駆動DiM400シミュレータの設置を発表

北京（中国）、2023年4月26日 – VI-gradeは、中国の国家研究機関「China Intelligent and Connected Vehicles Research Institute」（CICV）にケーブル駆動型DiM400ドライビングシミュレータを設置し、試運転に成功したことを発表しました。このドライビングシミュレータは、中国・北京にあるCICVの新しいエンジニアリング施設に設置され、高機能なシャシー、コックピット、ドライビング開発のために、自動車OEMやサプライヤーがレンタルできるようになりました。

 
CICVは、先進技術開発と技術革新の加速を目的とした高度な技術サービスを中国の自動車業界に提供することに加え、シミュレータ＆センサーテスト、Driver-In-Loopラボ、Vehicle-In-Loopラボ、フィールド＆路面ラボ、EEIアーキテクチャラボ、サイバーセキュリティラボ、OTAラボ、パイロットプロダクションセンター（Pilot Production Center）を含むサービスプラットフォームの一部としてDiM400を採用します。



CICV社のVice PresidentのZhan Haiting氏は、次のように述べています。
「Driver-in-the-Loopアプローチは、インテリジェントカーやコネクテッドカーを改善し、検証するための先進的なテスト手法であり、VI-gradeのケーブル駆動DiM400ドライビングシミュレータは、従来のシャシー開発だけでなく、コックピットの最適化やインテリジェントドライビングをサポートする高いダイナミック性能を備えています。この新しいシミュレータとその他の試験設備により、CICVは、先進的な技術開発と技術交流を支援するイノベーション・エコシステムを備えたサービス・プラットフォームを提供しています。」

VI-grade社のManaging Director のGuido Bairati氏は、次のように述べています。
「CICVに当社のドライビングシミュレータDiM400が設置され、ケーブル駆動のシミュレータ技術が中国の自動車市場に導入されたことを嬉しく思います。DiM400はCICVにとって最適なツールであり、彼らの既存の研究・技術サービス能力を最大限に補強するものです。DiM400は、革新的なケーブル駆動システムにより広い可動域を実現し、インテリジェントでコネクテッドな自動車の開発に不可欠な、非常にリアルな運転体験と没入感を提供します。」

DiM400シミュレータには、モーションキューイング、車両モデル、グラフィック環境、アクティブテクノロジー管理用の VI-gradeソフトウェアが備わっています。さらに、コックピットには、ドライバーの生体信号の取得と処理、高度なADASとHMIシミュレーションのためのドライバーモニタリングシステムを搭載しています。
 
 

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